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映画と生活

タイムトラベルなんて必要なかったんだ / 映画(劇場)『アバウトタイム』 観た

いまさらながら『アバウトタイム』という映画を鑑賞。

評判の高さより、ロングラン中とのことだけど関西は今週で終わりのようだ。

(なので、ネタバレというか内容に思いっきり触れる)

 

 

個人的な感想としては、評判の割には結構普通。

 

しかし、女の子はこういう映画が好きだろう。

たぶん、男だけだと評価はそんなに高くはならないと思う。

 

映画の主人公達は、けっして美男美女カップルというわけではなく、いかにも普通で(まあ、実際はそんなことはなくものすげースタイル抜群な二人なのだが)、女の人が夢見る様な理想的な一生が映し出されている。

 

物語としては、21歳になった主人公が父親に「うちの家系の男には代々タイムトラベルできる能力が備わっている」と教えられ、その能力を使ってごにょごにょするというよくある話。

しかしながら、実はこの映画の中でタイムトラベルの能力はほとんど重要ではない。

むしろ、脚本的にはなくてもよかったんじゃない?というぐらいに思う。

 

普通のタイムトラベルものでいくと、Aという地点でうまくいかなかったことは何度も

Aを繰り返して、改善してそこを通過するというのが普通な発想になる。

だけど、なぜかこの映画の主人公はA地点でうまくいかなくても、そこは普通に通過してしまって次のチャンスで挽回するぜ。というような思考をする。

 

その辺は現実的に考えるとかなり不思議なのだけど、おそらくそのおかげで、映画そのものの内容が夢物語にならずにすんだように思う。

 

この映画の根底は、能力を使って、決して「できなかったことを可能にする」ということではない。

「可能なことを良くする」ということ。

 

主人公はタイムトラベルの能力を使って、ヒロインが彼氏と出会う前に自分が出会うように仕向けるが、実際にはその彼氏より主人公の方が先にあっており、主人公は「元に戻した」にすぎない。

父親と何度もいっしょに過ごしたことも、「ずっとやっていたこと」の繰り返しにすぎない。

 

劇中で、主人公がいいように能力をつかっていいように現実をねじ曲げたことは一度もなかった。

 

だから。

 

タイムトラベルなんて必要なかったんだ。

 

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