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映画と生活

アメイジング・スパイダーマン2観た!

アメイジング!すっばらしい出来!

期待以上で個人的には超々満足。

 

今回の作品、内容が盛りだくさんで、展開も早く、ずっと釘付け。

所々にシュールな笑いを含めつつも、全体的にはシリアスでダークな雰囲気もよかったと思う。

ラストシーンの終わり方もカッコよすぎる。

 

さて、今回初めてお披露目となったグリーンゴブリンは、『クロニクル』のデイン・デハーン。近年いろんな作品で観るように、『儚く脆い悪役』が良く似合う良い俳優だ。

グリーンゴブリンになって現れた時の彼は、スパイダーマンのテイストに合わず恐怖を感じるほどの、狂気を持ったキャラクターがうまく表現されていたと思う。

 

そういう意味で観ると、リメイク前の作品では、スパイダーマンがトビーマグワイアで、グリーンゴブリンがジェームズ・フランコだったので、主演と助演の配役のイメージが逆転したような感じになってるが、これはこれで両者とも適役ではないかと思う。

(リメイク前の作品に思い入れのある人は、逆に受け入れられないかもしれないけども

 

あと、リメイク前のヒロインはギルスティンダンストで、全然可愛くないのに、ちょっとモテてる感じが個人的には全く納得がいかなかったのだが、今回のエマストーンはアンドリュー・ガーフィールドともお似合いで、めっちゃ可愛いく、良い感じだ。

 

メインの敵役、ジェイミーフォックスは良い意味で、陰が薄い。

あんまり、有名俳優だというのを感じさせないところがさすがである。(まあ、ほとんど特殊メイクで、お前ダレやねん感もあったからね)

(ちなみに、ポール・ジアマッティも出てます!

 

さてさて、今回もいつも通り、物語の冒頭では、ビュンビュンとビルの間を走り(?)抜けていく、スパイダーマンのシーンから始まる。

スパイダーマンの絵は立体の3Dに良く映えており、これは是非是非3Dで観て欲しいのだけども、アトラクションのようなワクワク感がある。また、ゼログラビティと同じように、人物が移動する過程で、1人称のカメラ視点に切り替わったりする手法も3Dを引き立てている。

普通のシーンではキャラだけが手前に来てると違和感が少しあるものだが、スパイダーマンが飛び回る所はキャラが全面に強調されてて、面白いなと思った。

 

しかしながら、結局のところ今回の作品はそんなちっぽけな、アトラクションムービーではなく、良く練られた物語が重要である。

詳しく書くとネタバレになってしまうが、(というか回りくどく書いても少しネタバレになるが。。)

冒頭から前作の最後に別れたはずの、エマストーンとガーフィールドは仲睦まじく、一緒にラブラブの状態である。

その後も、良くあるヒーローの葛藤から、心が揺れ動くシーンが度々表現されている。

これは、個人的には結構感情移入しながら観る事ができたのだが、後々監督が500日のサマーの監督だということで、なるほどという感じである。

それゆえ、後半のラストスパートは衝撃であって、バットマンのように、他のマーブル作品 とは違う、救いの無い感じはストーリを重視した作りになっているなと感じた。 

 

ラストでは、次作を思わせる作りになっているが、今後どのようにストーリが展開されていくのが楽しみである。

 

ぜひぜひ、劇場で。

(IMAXシアターがより良いかもしれない