何かを身につけることと、何かを身につける事を身につける事。
初めての事を経験する場合、人はだれしも戸惑う。
でも、なぜかAさんとBさん二人一緒に初めても、Bさんの方が格段に覚えが早かったり、身につけるのが早かったりする。
それは、だれしもが経験することだと思う。
また、数年勤めてるCさんと初めて赴任してきたDさんが居たとする。
1年後にDさんがCさんより仕事をできるようになっていることも十分にあり得る。
これらはすべて、後者が「身につける事を身につけている」からである。
覚える事は誰しも時間をかければ、可能なんだ。
でも人によってそのスピードが格段に違う。
F1と徒歩では、スタート地点は違っても、徒歩に勝ち目はない。
Aの業務を長年経験して仕事に自信を持っている人が、別の業務で仕事ができるかと言えばそういうわけではないのだ。
我々が身につけるべきは、何かのやり方よりも、「何かのやり方を身につけるすべ」なのである。
要は応用力というやつだ。
それさえ身につける事ができたなら、我々はどんな環境でも活躍できる。
以上。
- 作者: 西野弘章
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