where it all began ?

映画と生活

さあ、今を生きよう。

時間は誰に対しても平等だ。

 

道ばたで寝転んでいるホームレスだろうが、孫正義だろうが、動物だろうが平等である。

24時間のうち、何をするか、どういう振り分けにするかは自分の気持ち次第で決めることができる。

もちろん、私はボルトではないので100mを10秒で走る事はできないし、今すぐ佐々木希に電話することもできない。

限られた行動範囲と資産の中から、時間内の行動を選択できるまでである。

 

 

映画『Time』では、時間は通貨として扱われる。

25歳になると老いが止まり、死までの時間が腕にカウントダウン表示される。

日雇いの工員たちは、常に24時間ほどの時間しか持たず、いつも死と隣り合わせである。

対して、銀行を経営する大富豪の腕には1000万時間がカウントされている。

彼らの寿命はほとんど永遠である、やり取りされる時間はなくなれば、また得ればいい。「外からの死」を迎えなければ死に至る事はない。

彼らは25歳を1000万年繰り返す。

 

そして、ある日令嬢はこう嘆くのだ「私の時間は永遠だ、なんて不幸なのだろう。」と。

 

 

私は25歳を過ぎた。

あと10年もすれば、体に老いを感じ始める。

そして、おそらく80年後にはこの世にはいない。

私の時間は有限である。

 

でも、でもだからこそ、今を生きる。

限られた時間のなかで、何をしようかと計画を立てるのだ。

 

我々は幸運なことに、時間をやり取りできる世界には生きていない。

 

あなたの時間はあなたのものである。

 

さあ、今を生きよう。

 

 

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