2013年映画鑑賞①[イノセントガーデン]
映画鑑賞が趣味だ。
なかなかよかったので、はてなに記す。
場所は梅田のTOHOシネマズにて。
監督がオールドボーイの監督ということぐらいで、ほとんど前知識なしで鑑賞してわけだけども、映画館で観てよかった。
この映画のキーワードは「人は自分を選ぶ事はできない」である。
冒頭のシーンでミア・ワシコウスカがそう語るのだけども、確かに映画を見れば納得する。
ただ、この映画ストーリはあってないようなものである。
ヤフー映画の投稿に「女優さんの通過儀礼」と書かれているがその通りで、全編を通してミア・ワシコウスカのプロモーション映画であり、冒頭のミア・ワシコウスカを見上げるシーンから、奇麗に並べられた靴箱の中央に横たわってるシーンや、地下の前後に揺れる電灯のシーンなど、美しい映像(むしろ狙い過ぎ)のオンパレードである。
他にも、卵をぐりぐり割る音や、靴箱をカタカタならしたり、静かな劇場で聞こえる音響がすばらしいなと思った。
そんな感じで、前半は本当にこれはすごいと思いつつ世界観に浸っていたわけだけども、後半で物語がザクザク進むに従って、逆に自分は少し冷めてったかなと。
劇中にはごくごく少数の人物しか登場しないが、ハイスクールの男の生徒とか警官とかも自分は登場しなくてよかったかなーとも思う。
おそらく、DVDで観てたら「つまらん」で途中で観るのやめてたと思うし、登場人物の誰にも感情移入することはできない。
ぜひ、観るならば劇場で。
もう公開終わりそうですが。
以上。