確認することの習慣
SIerで働きだして2年目になる。
2年目からで現場が変わって新しい業務に関わっているとはいえ、1年以上社会人をしてきたわけで、「SIerの仕事」というくくりで考えれば新人の頃よりはいろいろとわかってきたと思う。
今でも、基本的な仕事でできてない事はたくさんあるわけだけど、1年目のときに自分が特にできていなかった事は「確認」という作業だと思う。
もとから性格なのか、作業が終わったら「まぁ、こんなもんか」ってな軽い気持ちで上司に持っていったりすることが多かった。
特に、すぐ隣に上司が座っていたりすると、作業が終わったらすぐに「できました!」って見せてしまったりしてた。
で、案の上、作業結果内容の確認なんてしてないから「ここ、誤字あるけど。。」とか「名前が違うけど。。」とか指摘されまくる。
何回上司に呆れ顔で「ちゃんと確認したの?」って訊かれたことか。
「できました」って言った後に、「ヤベ、確認してねえや・・」って思う事もあったり。
要は自分には「確認する」という習慣なんてなかった。
「確認」という作業は、人によっては社会人になる前に当然のように身に付いている芸当で、多分なんだけど、例えばサークルで飲み会の幹事とか、誰かに何か依頼するような事をいままでしてきてた人にとっては、当たり前の行為みたいなものだ。
その点、俺はそんな経験は皆無で、悪い意味で誰かに迷惑をかけるような経験がなかったので、「確認作業」なんてことをしなくても問題なく生きてこれたわけだ。というか残念な事にする必要がなかった。(本当に残念すぎると思う。。)
1年目に何回も「確認作業」が抜けて、指摘されて、その度に怒られて、
「できが悪い」と言われ。。
それから、早一年。
最近、仕事の報告書とかメールとか作成した後にしっかり読み返してる自分に気がついた。
「ああ、俺ちゃんと言われなくても確認してるわ」ってほんの少しの進歩なんだけど、うれしくなった。
ほとんどの人が当たり前のようにできることだけど、自分ができていないって思う事は他にもたくさんあって、ダメだなー俺は。。ってヘコむ事はよくあるんだけど、そうやって、少しづつできるようになってる自分を自分でほめてあげたいなーとか思った。
結構地味な進歩だから、誰かにいうわけでもなく、
成長してるじゃん俺!
ってな具合で、これからも仕事生活は続くわけなんですが、そういうことに気がつくとまた明日からもがんばろうかなーとかって思える。
みなんさんは「確認」できていますかー。