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映画と生活

金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?

堀江隆文『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』を読了。

 

ホリエモンの主張は一貫してぶれないなぁ、というのが感想。

彼は別に金持ちになりたくて金持ちになったというわけではなくて、やりたい事があってその副産物としてお金をたくさん手に入れた。

 

文中でも、自分がお金持ちだという意識は特にないと述べているし、億単位の巨額の資金を持っているのに、未だにロケット研究などを手がけている。

 

彼は常にやりたいこと、自分の気持ちの赴くままに走っている。

その点、彼のメルマガの読者や、私のような彼の著書を購入するような人たちは、お金を得る事を目的としてしまっている。

 

メルマガの読者からの質問に対して、『面倒なのは「何がやりたいのかわからん」というものだ』と言っているように、ほとんどの人はやりたいことはないが、お金持ちにはなりたいというような考えだ。

 

 

それにしても、彼のような天才児は普通の人とどこが違うのだろうか。

 

本を読んでいて思う事は、彼は頭が他のひとより優れているというよりかは、圧倒的にすばらしい集中力を持っているという事だ。

 

一年間勉強して東大に入学してしまったという話を聞くと、なんてすごいやつなんだと思うが、彼は1年間本当に勉強しかしなかったという。

 

普通の人は、それだけ一点に集中することは正直難しい。

生きていればいろんな誘惑があるし、可能なら楽なことをしていたい。

 

その点、彼の場合は何かに集中することで、その良い点を見いだし、それに向かっていく。

別に、ロケットビジネスに関しても社会貢献とか、科学の発展とかそんなことはみじんも考えてはいないだろうと思う。

きっと根底にあるのは「こんなことをしたらすごいだろうな」「こんなことをしたら、どうなるんだろう」という気持ちだろう。

その気持ちが、きっと人一倍強い。ただそれだけだ。

 

彼の本を読んでいると、私もそんな風に生きてみたい思わされる。