君に愛する人を失う悲しみが ? / 映画(DVD) 『HER』観た。
『かいじゅうたちのいるところ』で知られる監督、スパイクジョーンズの映画『HER』を観た。
日本版には「世界でひとつだけの彼女」という副題が付けられている。
泣ける。
人口OSに恋心を持った男の話。
恋人に振られてメソメソと引きずってしまうのは、どの国でも男の方と相場が決まっているようで、この映画の主人公演じるホアキンフェニックスもかつての奥さんルーニマーラをずっと忘れられない。
途中で彼女の事をフィーバックするシーンは恐ろしくリアルで、「ああ...」と共感せずにはいられなかった。(めちゃくちゃ美化されているように思えなくもないが 笑
思い出すのは、彼女と一緒に笑ってるシーンばっかりで、「かつての幸せな瞬間」をいつまでも引きずってるわけなのだが、結局失恋の傷を癒すには新しい恋しかないようで、人口OSの登場でなかなかあっさりと奥さんへの思いを断ち切ったように見える。
その辺も含め、すごくリアル。
フィードバックする映像の感じもうまいなーと思った。
そして、女の冷たさもよく表現されている。。
映画の雰囲気は、この監督特有のものなのか、嫌いじゃないが色彩がなかなか非現実的な感じ。
主演のホアキンフェニックスは安定の演技力だが、脇を固めるルーニマーラ、声のスカーレットヨハンソンも素晴らしい。
後半が少し残念だったが、心に傷を負った男の諸君におすすめしたい、そんな映画でした。
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2015年に観た映画
(劇場)
(DVD)
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